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2009年12月20日

「パイオニアエコサイエンス」が、糖度が高いトマト「ロッソナポリタン」を新開発

種苗メーカー「パイオニアエコサイエンス」が、トマトの新品種「ロッソナポリタン」を開発したとのこと。

もうケチャップは卒業?極上のナポリタンソースが簡単に作れるトマトの新品種『ロッソナポリタン』が誕生!

上記リンク先記事によると、「ロッソナポリタン」の詳細は、

・用途:
 生食と調理の兼用品種。
 一般家庭向けの他、プロのシェフやパティシエ向けも想定している。

・味:
 ・標準糖度は約8-10度で、生で食べても十分甘く、調理時に砂糖を必要としないほどである。
 ・新鮮なトマトならではの、コクのある甘さで、ナポリタンの他にも幅広いメニューに活用できる。

・その他の特徴:
 調理用トマト「シシリアンルージュ」(旨み成分「グルタミン酸」を豊富に含む)の相棒として開発されたトマト
 「ロッソナポリタン」と「シシリアンルージュ」を組み合せて調理することで、旨みと甘味のシナジー効果が発揮される。
 具体的には、
 ・シシリアンルージュ:65
 ・ロッソナポリタン35
 の比率がベスト。
 また、栽培時の株数も、
 ・シシリアンルージュ:2
 ・ロッソナポリタン1
 の割合で植えることが推奨される。

・発売予定時期:
 ・家庭菜園用の苗:2010年春に、全国のホームセンター・園芸店で先行発売。
 ・生産者向けの種子:同年秋に発売予定。

となっています。


トマトの品種というと正直、私は「桃太郎」ぐらいしか思い浮かばないので、今回のように用途を想定している品種には、非常に興味を引かれます。


※参考
・パイオニアエコサイエンス株式会社
 http://www.ps-system.com/index.html
・シシリアンルージュ||マウロの地中海トマト||
 http://www.sicilian-rouge.com/

2009年12月12日

鶏糞などはリン酸は十分だが、鉄・マンガン・マグネシウムは不足する?

徳島県の上勝町有機農業研究会が、会員農家の畑などで、月1回の土壌診断を開始したとのこと。

土壌良質化を助言 上勝町有機農研、会員農地を月1回診断 - 徳島新聞社

上記リンク先記事によると、上勝町有機農業研究会の発足は2008年1月末、有機農業の上勝町内での普及を目的に発足し、現在は農家50人が、有機栽培による野菜・米の育成に取り組んでいるとのこと。

今回開始した土壌診断の詳細は、

・目的:
 農業にとって生命線ともいわれる土壌の良質化を図り、生産性を向上する。
 従来は各農家に委ねられていた土作りについて、研究会で一元化することで、
 ・生産性
 ・作物の品質
 の向上につなげる。

・活動内容:
 研究会の職員が会員50人の畑・田から、少量の土を採取して事務所に持ち帰り、土壌成分を専用の試薬品で検査する。
 検査で出た成分の数値に基づき、各農家の田畑について、
 ・補う必要のある養分
 ・減らすべき養分
 の種類を報告し、適した土作りの助言を行う。

となっています。

また、この定期検査の実施に備え、研究会では2009年7月から5カ月間、試験調査として、農家20人の畑の土壌を1回ずつ調査したとのこと。

その結果、対象の畑では、鶏糞などの有機肥料で作物を栽培することが多いため、

・糞に含まれるリン酸は十分。
・一方、
 ・鉄
 ・マンガン
 ・マグネシウム
 が不足しがち。

ということが判明したそうです。

記事では、研究会の職員の方の

・「養分のバランスが悪いと作物が健全に育たない。
  鉄粉などを入れるよう農家に助言した」

とのコメントが紹介されています。


私は勿論農家では有りませんが、家庭菜園で鶏糞をメインの肥料に使用しているため、この記事に書かれている指摘は、身につまされる思いがします。

鉄・マンガン・マグネシウムは微量要素と呼ばれるものだと思いますが、うちの畑でも、対策を考える必要があるかもしれない、と思いました。

2009年12月04日

エムスクエア・ラボ社が、農業情報のプラットフォームサイト「わいファーム」を開設

エムスクエア・ラボ社が11月30日、農業情報のプラットフォームサイト「わいファーム」をオープンしたとのこと。

エムスクエア、農業関連の個人・法人間で情報を共有する「わいファーム」(ベンチャーニュース:Venture Now(ベンチャーナウ))

上記リンク先記事によると、「わいファーム」の詳細は、

・サービスの目的:
 「農業」をキーワードとして、各分野の企業・人を結び、
 ・農業を楽しむチャンス
 ・儲けるチャンス
 を広げる場を提供する。
・利用料金:会員登録/基本サービスの利用は無料。
・想定ユーザー層:
 ・新規・既存のプロ農家
 ・週末農家
 ・食品・外食産業
 ・卸・商社
 ・資材・機具メーカー
 ・消費者
 など。
・サイトの内容:
 ・栽培作物や経営などに関するQ&A
 ・農産物の売買・交換
 ・資材機具の売買・貸借
 ・仕事の依頼・受注
 ・農家向けマイページ(PR情報を任意に更新可能)
 など。
 メーカー等は、投稿内容を閲覧し、
 ・新商品開発のアイデア
 ・経営戦略見直し
 の参考に活用できる。

となっています。

記事では、エムスクエア・ラボ代表・加藤百合子氏の、

・(サイト開設の理由について)
 「農業の分野はまだまだ情報や物の流れが滞留していて、普段から一般の人が口にしている農作物にしても、消費者と生産者の間に大きな隔たりがある。
  こうした部分を、さまざまな人や企業がわいファームに参加することで解消し、楽しく、儲かる産業にまでもっていきたかった」

ちなみに、この事業の収益源は、当面は

・サイト広告
・農家へのインターネット活用サポート

で、今後の展開としては

・広告機能の拡充
・遊休農地の情報表示

などを検討。

さらに2010年春には、

・少額投資でも大きな効果を生みだせる直売所のコンサルティング
・経験頼みではなく、科学的根拠に基づき栽培最適化を促進する、栽培技術コンサルティング

を開始する予定だそうです。


実際にサイト[1]を見ると、非常に見やすいデザインで、Q&Aのページ(聞いてみる・調べる)などはまだ書き込みが少ないものの、今後利用者が増えることで、内容がかなり充実しそうな印象を受けました。

私も、今後参考にすることが多くなるかもしれません。


※参考
・農業を元気にするサイト“わいファーム│トップ”
 http://www.wi-farm.com/