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2011年10月23日

市街地でのヒグマ出没に関して北海道が、家庭菜園の残り野菜・コンポスト内の生ゴミが格好の餌、と注意喚起

下記URL先ページでは、北海道千歳市内の市街地で相次いでいる(ひぐま)の出没について、注意事項などが解説されています。

(ニュース記事)
・千歳市街地のヒグマ出没から2週間(苫小牧民報)
 http://www.tomamin.co.jp/2011c/c11101702.html

上記URL先ページによると、北海道でのヒグマの出没状況は、

・目撃・捕獲数(2011年9月末現在):
 ・目撃数:846件(北海道警察による数字)
 ・捕獲頭数:475頭(北海道による数字)
 (※過去10年の同期の平均目撃数は584件、捕獲数は369頭)

・市街地への出没が相次ぐ背景:
 北海道の環境部自然環境課は、下記の要因を挙げている。
 ・ドングリの実の不作:
  ・2011年は、凶作年だった2001年・2005年と同じ状況になっている。
  ・ヒグマの冬眠開始は、通常は10月末から。
   しかし凶作年は、餌を求めるため、11月末まで活動する傾向が強い。
   また、気温の低下が活動を促す。
 ・前年(豊作年)のヒグマの出産増加
 ・若いクマが生息域を追われた:
  子連れの雌グマが交尾を拒み、力の強い雄が雌グマを求めて移動し、玉突き現象となった。

等となっているとのこと。

そして市街地住民における注意点として、北海道自然環境課の担当者の方による、

・ヒグマにとって、最大のごちそうは
 ・家庭菜園の野菜
 ・コンポスト容器の生ごみ
 である。
 (ヒグマは鼻が効き、残飯入りで発酵した生ごみは格好の餌となる)
 ゴミステーションの生ゴミ(定期的に収集される)と異なり、家庭菜園とコンポストは、ヒグマにとって24時間営業のコンビニエンスストアに等しい。

2012年以降に山の実が豊作に転じても、家庭菜園の野菜やコンポストの生ゴミを求めて、ヒグマが市街地に出没する危険性がある。
 このため、絶対に人の食べ物の味を覚えさせてはならず、庭に取り残した野菜やコンポストの生ごみは回収するべき。

との内容の談話が紹介されています。


私の住んでいる地域でも、熊が出没したことを聞いていますが、私は正直家庭菜園の後片付けを結構ルーズにしているので、今後は注意しなければいけない、と感じます。

また、貴重な肥料作りに用いるコンポストの生ゴミも標的になるというのは、かなり困ったことですが、場合によっては私の家でも処理方法を変更しなければならない、とも考えるものです。


※参考サイト・ページ
・[1]ヒグマに注意(「北海道」のサイト内)
 http://www.pref.hokkaido.lg.jp/ks/skn/yasei/yasei/caution.htm

国民生活センターが、肥料用消石灰が眼に入ることによる失明の可能性について注意を喚起

国民生活センター」が、農業・家庭菜園用で用いられる「消石灰」について、眼に入り失明したとの事例が報告されたとして、注意を喚起しています。

(「国民生活センター」のサイト内ページ)
・消石灰による失明事故発生
 http://www.kokusen.go.jp/news/data/n-20111006_1.html

上記URL先ページによると、まず事故の概要は、

・発生時期:2011年4月
・状況:
 80歳代の方が農作業で、肥料用消石灰を入れたバケツを左手に持ち、畑に散布している際に転倒。
 このときバケツ内の肥料用消石灰を被り、両眼に入ってしまった。
 「化学外傷」のため入院・治療を受けたが、左眼を失明した。
 (肥料用消石灰の袋には、注意書きや表示は記載されていなかった)

というもの。

そして国民生活センターのサイトでは、肥料用消石灰が強アルカリ性であることから、使用におけるアドバイスとして、

取扱時の注意
 ・保護メガネ(眼に入るのを防ぐ)
 ・保護手袋(皮膚に付くのを防ぐ)
 ・保護マスク(吸入を防ぐ)
 等を着用すること。
 (注意表示などの記載が無いものを使用した場合にも、事故は発生しうる)
 また、飛散しにくい「粒状タイプ」の利用を考えること。

応急処置の学習
 使用時だけでなく、飛散して眼に入った場合などの応急処置についても、予め覚えておくこと。
 ・眼に入った場合
  きれいな水で十分に洗浄し、直ぐに医師の診断を受ける。
 ・皮膚についた場合
  きれいな水で十分に洗い流し、消石灰がついた衣類は脱ぐ。
  気分が悪い場合は、医師の診断を受ける。
 ・吸い込んだ場合
  うがいをして、気分が悪い場合は医師の診断を受ける。
 ・飲み込んだ場合
  口をすすいで、医師の診断を受ける。

保管方法の注意
 高温になる場所(直射日光が当たる等)を避けて水気が無く換気の良い場所に保管すること。

との内容が提示されています。


国民生活センターのサイトに掲載されている資料では、肥料用消石灰が眼に入り失明に至った他の事例も、写真付きで紹介されており、その重篤さにちょっとショックを受けました。

石灰はアルカリ性が強い、ということは漠然とは知っていましたが、私は正直結構適当な扱い方をしてきたので、今後はもっと気をつけなければならない、と強く感じています。


※参考サイト・ページ
・[1]水酸化カルシウム(ウィキペディア)

2011年10月09日

台風で降り注いだ海水による家庭菜園の被害体験を紹介している「毎日新聞」の記事

下記URL先ページでは、毎日新聞の社会部デスクの方による、台風15号で受けた家庭菜園での被害の体験談が掲載されています。

(ニュース記事)
・さわちゃんのティールーム:33回 全滅だ(毎日新聞)
 http://mainichi.jp/life/edu/news/20110927org00m100005000c.html

記事によると、筆者の方が住む街は海辺にあり、今回の台風では海水が巻き上げられ、それが暴風とともに街に叩きつけられたとのこと。

そして最も激しい暴風雨は2〜3時間でしたが、それで降り注いだ海水により、家庭菜園の

・ゴーヤ
・ピーマン
・トマト
・キュウリ

といった野菜の全て枯れてしまったとのことです。


私の家では毎年トマトを植えており、その生命力の強さを実感していますが、それでも台風により海水を数時間浴びると葉が枯れてしまうということに、海水が野菜に及ぼす悪影響の大きさを強く感じます。

また、手間をかけて面倒を見てきた野菜が一気に姿を変えてしまった場合の落胆の大きさも、非常によく想像できます。

ただ、根がまだしっかりと残っているのであれば、私だったら(環境が許すのであれば)引き抜かないでしばらく残しておく、とも思いました。
(私が貧乏性ということもありますが、また新たな芽や葉が出るかどうか、野菜の生命力の強さに任せてみたい、という気持ちもあるので)

2010年07月26日

北海道札幌市で、チョウセンアサガオ(推定)を誤って食べたことによる食中毒が発生

北海道の札幌市保健所が7月16日、

・市民が家庭菜園に自生していた「チョウセンアサガオ」と思われる植物を食べ、食中毒を起こした。

ことを発表したとのこと。

(ニュース記事)
・中国野菜と勘違い 毒草誤って食べ男女4人が食中毒 札幌−北海道新聞[道内]
 http://www.hokkaido-np.co.jp/news/donai/241900.html

(札幌市の発表資料)
・札幌市−チョウセンアサガオ(推定)による食中毒の発生について
 http://www.city.sapporo.jp/seikatsu-eisei/KOHYO/asagaochudoku.html

上記URL先ページによると、チョウセンアサガオはナス科の植物で、有毒成分(アトロピン等)を持っているとのこと。

今回の食中毒の詳細は、

・対象者:札幌市内の50代の男女4人(2家族)
・状況:
 2010年7月5日に市内の夫婦が、自宅庭の家庭菜園に自生していたチョウセンアサガオ(推定)を摘み取って(自分達で蒔いた野菜の種が成長したと誤認)、葉をおひたしにして食べたところ、
 ・瞳孔散大
 ・喉の渇き
 ・足元がふらつく
 等の症状が発生。
 男性は翌日、市内の医療機関を受診した。
 また、この夫婦から同じ植物を譲り受けた市内の別の夫婦が、6日朝に茎を炒めて食べたところ、
 ・女性:意識混濁
 ・男性:足元のふらつき
 等の症状が出た。
 女性は救急車で病院に搬送され、7月13日まで入院した。
 現在は、全員が回復している。
 保健所に持参された当該植物の残品を、道立衛生研究所が鑑定した結果、チョウセンアサガオ類に形態が類似していることが判明した。

等となっています。

また記事では、札幌市保健所の

・「家庭菜園でも毒草が自生している可能性もあり、十分気を付けてほしい」

とのコメントが紹介されています。


札幌市保健所のサイト[3]によると、チョウセンアサガオはモロヘイヤに似ている、とあります。

また同サイトでは、ニラとスイセンの葉が似ている旨も紹介されており、私の家ではニラを育てて好んで食べているので、ちょっと驚きました。
(花は全く違いますが)

私の家でも、毒草を食べてしまわないよう、気をつけたいと思います。


※参考
・[1]チョウセンアサガオ - Wikipedia
・[2]チョウセンアサガオ - Google 検索(画像検索の結果)
・[3]札幌市保健所:食品保健:庭や野山の毒草ハンドブック
 http://www.city.sapporo.jp/hokenjo/f2syokuhin/pamph/dokusou/dokusou_mokuji.html

2010年07月09日

ジャガイモになる小さい実は、ミニトマトに似ているが色は赤くならず、また食べられないとのこと

下記URL先のニュース記事では、ジャガイモに色が変わる前のミニトマトのような実がなった事例が取り上げられています。

(ニュース記事)
・ジャガイモ結実相次ぐ 品種の多様化や低温原因、徳島市内 - 徳島新聞社
 http://www.topics.or.jp/localNews/news/2010/07/2010_127865458213.html
・ジャガイモに「トマト」!? | 藤沢 | タウンニュース | 神奈川県全域・東京都町田市の地域情報紙
 http://www.townnews.co.jp/0601/2010/07/02/57243.html

1つ目のURL先ページによると、徳島県徳島市内では2010年6月に、ジャガイモのつるに緑色の実(ミニトマトに似ている)が結実しているのが、相次いで発見されたとのこと。

この実について同記事では、

・徳島県農業研究所
・農研機構北海道農業研究センター

による解説として、

・実:
 ジャガイモの花が受粉し結実したもの。
 ただし、イモの芽と同じく、毒物「ソラニン」を含んでいることから、食べないほうが良い。
・背景:
 昔から普及している
 ・男爵イモ
 ・メークイン
 は花粉が少なく、結実することは滅多に無いが、品種改良が進んだ近年では受粉しやすい新種(「キタアカリ」等)も流通している。
 南米の涼しい高山地帯原産のジャガイモは、気温が高いと実がつきにくい。
 しかし徳島県内では、4月以降に気温が低い日が多かったことから、結実した可能性がある。

との内容が記述されています。

また2つ目の記事では、「JAさがみ」による、

・トマトのように色が赤く変わることはなく、食べることもできない。

との内容の解説が紹介されています。
(※ただしウィキペディア[1]では、
  ・実は熟するに従って、緑・黄色・赤へと変化していく。
   ただし落果しやすいため、完熟することは極希。
  との内容の解説がされている。)


そういえば私の家で一昨年ジャガイモを植えたときも、ミニトマトに似た(しかしかなり硬い)小さい実がなり、「ジャガイモも実がなるのか」とちょっと驚いたことを思い出しました。

尤も、ジャガイモは種から育てるのが難しい(そのため種芋から育てるのが一般的)と聞いたことがあり、実を活用できる機会は無いかもしれませんが、野菜が生きていることを実感させられる現象ではある、と思います。


※参考
・[1]ジャガイモ - Wikipedia